改訂新版 世界大百科事典 「イマードアッディーン」の意味・わかりやすい解説 イマード・アッディーン`Imād al-Dīn生没年:1125-1201 アイユーブ朝時代の文人,官僚。イスファハーンに生まれ,バグダード,モースルに遊学,詩才を認められてカリフの宮廷に仕えたが,のちザンギー朝治下のシリアに移ってヌール・アッディーンの秘書官に任用された。その死後はサラーフ・アッディーンの秘書となって各地の遠征に従軍し,この時の体験を《シリアの稲妻》7巻にまとめた。事実の正確な記述に定評があり,また当代一流の文章家としても知られる。執筆者:佐藤 次高 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by