イリゲニン

化学辞典 第2版 「イリゲニン」の解説

イリゲニン
イリゲニン
irigenin

C18H16O8(360.31).イソフラボン一種.アヤメ科ニオイイリスIris florentina,シボリイリスI.pallida,ムラサキイリスI.germanicaなどの根茎に配糖体イリジン(7-グルコシド)として含まれる.無色板状または針状晶.融点185 ℃.λmax 267 nm(エタノール).エタノール,ベンゼン,クロロホルムに温時易溶,水,エーテルにはほとんど不溶.塩化鉄(Ⅲ)により濃紅紫色,その過剰ではオリブ緑色となる.[CAS 548-76-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android