最新 地学事典 の解説
インナーコア・アナイソトロピー
inner-core anisotropy
内核を伝播する地震波(特にP波)の速度が,方位毎に異なる現象。地球の自転軸に平行の方位(南北方向)に伝播する時は速く,赤道面に平行の方位(東西方向)に伝播する時は遅くなると考えられている。内核を通過するP波の到達時刻や,地球の自由振動を解析することにより示唆された。内核が自転軸に対して軸対称の物性をもつことにより生じているが,詳しい成因についてはまだ特定できていない。
執筆者:竹内 希
参照項目:内核
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

