インミシォーネン(その他表記)Immissionen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インミシォーネン」の意味・わかりやすい解説

インミシォーネン
Immissionen

ドイツ法上ガス,蒸気臭気,煙,すす,熱,騒音,振動および他人の土地から生じるこれと類似侵害をいう。土地の所有者は,他の土地から侵入するインミシォーネンを妨害排除請求権に基づいて禁止しうるのが原則であるが,相隣関係の平和を保つため,土地の利用が害されず,または侵害の程度が著しくない場合には,その侵入を忍容しなければならない (ドイツ民法 906条1項) 。また,侵害の程度が著しい場合でも,侵害が場所的に通常な土地の利用によって生じ,かつ,利用者に対し経済的に期待しうる措置によって予防しえないときも,土地所有者は侵害を受忍しなければならない。しかし 1959年の改正により,土地所有者は,受忍によって土地の場所的に通常な利用または土地の収益が期待しうる程度をこえて侵害された場合には,利用者に対し,金銭による適当な補償を請求することができる (906条2項) とされた。なお,特別の誘導によってインミシォーネンを流入させることは許されない (906条3項) 。より一般的な環境保護立法として 74年の連邦インミシォーネン防上法がある。

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