20世紀西洋人名事典 「ウィリアムテン」の解説
ウィリアム テン
William Tenn
1920 -
米国の作家。
本名フィリップ・クラス。
1950〜60年代初期に多くの作品を発表。短編に優れたものが多く大部分がユーモラスである。ユーモアの性質も「金星の七つの性」(’49年)のどたばた劇から「地球解放」(’53年)の痛烈な風刺まで多様にあり、人間の人間に対する非人間性を多少議論的に語っているきらいはあるが、作品の大半は純粋におもしろさを意図して書かれている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報