20世紀西洋人名事典 の解説
ウィリアム・D. ハーキンズ
William Draper Harkins
1873.12.28 - 1951.3.7
米国の物理学者。
元・シカゴ大学教授。
ペンシルバニア州タイタスヴィル生まれ。
米国における核反応の初期の研究者であり、又界面化学の分野で多くの業績を残した。大卒後、モンタナ大で教職につき、1912年シカゴ大教授となる。元素の地表又は隕石中の存在量を調査、偶数原子番号の元素が奇数番号のものより安定であり、それらの存在量が多いことを見いだした(ハーキンズの法則)。又界面化学では、液体の表面張力、単分子膜の性質、個体の気体吸着、乳化重合の最適条件の研究等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報