20世紀西洋人名事典 「ウィレムメンゲルベルク」の解説
ウィレム メンゲルベルク
Willem Mengelberg
1871.3.28 - 1951.3.22
オランダの指揮者。
元・コンセルトヘボウ管弦楽団常任指揮者。
ユトレヒト生まれ。
ユトレヒトの音楽院で学び、さらにケルン音楽院でヴュルナーに指揮と作曲を師事し、1891年ルツェルン管弦楽団の指揮者となる。1895年アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者に選ばれ、50年間在任し、同楽団を世界一流のオーケストラに育て上げる。その間、国際的活動も活発でロンドンのロイヤル・フィルハーモニーやニューヨーク・フィルハーモニーの常任指揮者も務める。しかし、ナチスに協力したかどで、’45年スイスに引退を余儀なくされ、失意のうちにこの世を去る。20世紀前半を代表する巨匠の一人である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報