ウォトルーバ(その他表記)Wotruba, Fritz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウォトルーバ」の意味・わかりやすい解説

ウォトルーバ
Wotruba, Fritz

[生]1907.4.23. ウィーン
[没]1975.8.28. ウィーン
オーストリアの彫刻家。 1929年パリのオーストリア美術展出品で,22歳のときの作品『男のトルソー』は,A.マイヨールに高く評価された。 38年政治的理由でスイスに移り,45年まで美術学校の教授。バーゼルやベルン滞在時代には古典主義にそって制作したが,第2次世界大戦後,人体の構造の表現に著しい変化をみせ,半抽象的な形態を試み,「女人像柱」と称した彫像を角張ったブロックを巧みに積重ねて制作した。主要作品『立像』 (1953~55,パリ国立近代美術館) ,『岩の女』 (47~48,アントウェルペン,ミドルイム公園美術館) 。

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