ウヅキコモリグモ(その他表記)Pardosa astrigera

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウヅキコモリグモ」の意味・わかりやすい解説

ウヅキコモリグモ
Pardosa astrigera

クモ綱クモ目コモリグモ科。雌の体長8~10mm,雄は6~8mm。頭胸部は黒褐色で中央に幅広い灰褐色の帯があり,腹部や歩脚は褐色,黄褐色黒色が複雑に入り交った色彩をしている。地上を徘徊して昆虫を捕える。成体一年中みられるが,おおむね春と秋に産卵する。卵嚢は扁球形で,糸いぼにつけて持歩き,子グモは卵嚢から出ると親の腹部に乗って数日過す。日本全国の平地に分布し,市街地から郊外にかけて最も普通にみられる。4月頃よく目につくので「卯月」の名がある。 (→コモリグモ )

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世界大百科事典(旧版)内のウヅキコモリグモの言及

【コモリグモ(子守蜘蛛)】より

…日本では約90種,世界では約2600種が記録されている。代表種のウヅキコモリグモPardosa astrigeraは,体長は雌8~10mm,雄5~7mm。早春より晩秋まで,日本各地の原野にふつうに見られる。…

※「ウヅキコモリグモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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