ウンターデンリンデン通り(読み)ウンターデンリンデンドオリ

デジタル大辞泉 の解説

ウンターデンリンデン‐どおり〔‐どほり〕【ウンターデンリンデン通り】

Unter den Lindenドイツ首都ベルリン中心部にある大通り。「菩提樹の下」を意味する。ブランデンブルク門から博物館島まで、東西約1.4キロメートルを結ぶ。沿道にはベルリン国立図書館ベルリン国立歌劇場フンボルト大学、ドイツ歴史博物館、ベルリン大聖堂などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ウンター・デン・リンデン通り
うんたーでんりんでんどおり
Unter den Linden

ベルリンのミッテ(中央)区にある「菩提樹(ぼだいじゅ)の下」という意味の大通り。ブランデンブルク門から東へ、シュプレー川川中島(博物館島)まで延びる大通り。北側にフンボルト大学(旧ベルリン大学)、南側に国立オペラ劇場がある。17世紀後半、フリードリヒ・ウィルヘルム大選帝侯の時代に、それまでの城の西側に設計された格子状市街の通りである。第二次世界大戦前は、「6月17日通り」までを含み、パリシャンゼリゼロンドンのストランド街にも比せられるドイツの看板通りであった。この通りを含むベルリンの博物館島は1999年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。

[佐々木博]

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