ウンデカン酸(読み)ウンデカンサン

化学辞典 第2版 「ウンデカン酸」の解説

ウンデカン酸
ウンデカンサン
undecanoic acid

C11H22O2(186.29).CH3(CH2)9COOH.キク科マンシュウアサギリ草Artemisia frigida中に存在する.ひまし油中にも少量含まれている.10-ウンデセン酸水素付加すると得られる.無色の鱗(りん)片状結晶.融点28 ℃,沸点284 ℃.0.9948.1.4203.水に不溶,エタノールエーテルに可溶.エステルの合成原料として用いられる.10-ウンデセン酸同様,皮膚疾患に薬効がある.[CAS 112-37-8]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android