ウーメラ(その他表記)Woomera

デジタル大辞泉 「ウーメラ」の意味・読み・例文・類語

ウーメラ(Woomera)

オーストラリア、南オーストラリア州中央部の町。近郊にあるウーメラ試験場は面積12万7000平方キロメートルで、軍用機器の実験やロケット発射などが行われる。2010年6月、日本小惑星探査機はやぶさのサンプル収納容器の着地地点として使われた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウーメラ」の意味・わかりやすい解説

ウーメラ
うーめら
Woomera

オーストラリア、サウス・オーストラリア州中央部、ポート・オーガスタ北西にある町。人口1349(1996)。ミサイルや宇宙衛星ロケットの打上げ基地があり、住民は基地関係者。水はポート・オーガスタから送水される。1947年建設。名称は槍(やり)投げ器を意味する先住民語である。

[谷内 達]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウーメラ」の意味・わかりやすい解説

ウーメラ
Woomera

オーストラリア,サウスオーストラリア州中部,ポートオーガスタの北西約 160kmの町。グレートビクトリア砂漠の南東縁にあり,多数乾湖に囲まれる。イギリス,オーストラリア共同ミサイル発射実験基地として 1947年建設された。近くアメリカ合衆国の宇宙衛星追跡基地もある。人口 1805 (1986) 。

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世界大百科事典(旧版)内のウーメラの言及

【旧石器時代】より

…人間の腕の長さを30cmも長くしたことになる。オーストラリアの原住民もウーメラという投槍器を用いており,単に腕だけで槍を投げたときにはせいぜい60mくらいしか飛ばないが,投槍器を用いた場合には約115mの飛距離が可能となり,とくに軽い投槍では200mまで届いたと記録されている。なお,これらの投槍器は,マドレーヌIV期になると作られなくなったらしいので,この頃になるとさらに有力な武器としての弓矢が出現して,投槍器は廃用されたのであろうとF.ボルドは述べている。…

※「ウーメラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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