日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウーリークモザル」の意味・わかりやすい解説 ウーリークモザルうーりーくもざるwoolly spider-monkey[学] Brachyteles arachnoides 哺乳(ほにゅう)綱霊長目オマキザル科の動物。1属1種。ウーリーモンキーおよびクモザルと並んで、オマキザル科のなかではもっとも大形のサルであり、形態も両者に似ている。東南ブラジルにのみ生息する。森林の開発によって生息数は著しく減少している。果実を求めて遊動するが、葉もかなりよく食べる。離合集散を繰り返す数十頭の集団で暮らす。ウマのいななきに似た鳴き声を発する。[西邨顕達] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例