ウーリークモザル(読み)うーりーくもざる(その他表記)woolly spider-monkey

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウーリークモザル」の意味・わかりやすい解説

ウーリークモザル
うーりーくもざる
woolly spider-monkey
[学] Brachyteles arachnoides

哺乳(ほにゅう)綱霊長目オマキザル科動物。1属1種。ウーリーモンキーおよびクモザルと並んで、オマキザル科のなかではもっとも大形のサルであり、形態両者に似ている。東南ブラジルにのみ生息する。森林の開発によって生息数は著しく減少している。果実を求めて遊動するが、葉もかなりよく食べる。離合集散を繰り返す数十頭の集団で暮らす。ウマのいななきに似た鳴き声を発する。

[西邨顕達]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android