エイトケン粒子(読み)エイトケンりゅうし

百科事典マイペディア 「エイトケン粒子」の意味・わかりやすい解説

エイトケン粒子【エイトケンりゅうし】

大気中のエーロゾル粒子は粒径から気象では通常次の三つに分ける。1μm(10(-/)6m)以上の巨大粒子,0.1〜1μmの大粒子,0.1μm以下のエイトケン粒子である。戸外の空気中ではエーロゾルの中でも0.05μm付近のエイトケン粒子が最も多い。硫酸塩有機物などからなるものが多く,南極では1cm2当り通常数百個である。エイトケン粒子は特にエーロゾルの中でも大気中の雲粒形成に関与するものが多い。また太陽放射散乱,吸収する効果があり,気候の問題にとっても重要である。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む