20世紀西洋人名事典 「エイノレイノ」の解説
エイノ レイノ
Eino Leino
1878 - 1926
フィンランドの作家。
パルタモ生まれ。
本名Armas Eino Leopold〉 アームス・エイノ・レオポルド〈Lönnbohm リョンボーム。
17歳で「三月の歌」(1896年)を書き文壇にデビュー。大学中退後、青年文学集団に所属、また、新聞記者を務める傍ら、ゲーテなどの翻訳、批評、エッセイ、戯曲などを手がける。一時ロシア治下の社会の激動期と失意の離婚が重なり、ニーチェ風の超人観が消え、悲壮な孤独の漂う作品を書いていたが、イタリア遊学後再び詩人の魂を取り戻す。主な作品には「火祭り賛歌Ⅰ」(’03年)、「冬夜」(’05年)、「霜」(’08年)、「火祭り賛歌Ⅱ」(’16年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報