エステ

関連語 名詞

百科事典マイペディア 「エステ」の意味・わかりやすい解説

エステ[家]【エステ】

中世北イタリアのフェラーラおよびモデナ公国を領有した名門。ルネサンス期の文芸保護で有名。14―15世紀のニコロ3世,エルコーレ1世の代に興隆。アルフォンソ1世は教皇と争って一時破門され領土を失ったが,1527年カール5世のとりなしで復権。1796年断絶。
→関連項目エステ荘フェラーラベッキモデナレッジョ・ネレミリア

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エステ」の意味・わかりやすい解説

エステ
Este

古代名アテステ Ateste。イタリア北東部,ベネト州パドバ県の町。パドバ南西約 30kmにある。ベネト人の主要都市で,前 200年ローマ人の支配下に入った。古来アディジェ川の河岸で支配的な位置にあったが,589年に川が水路を変え,南約 15kmの地点を流れるようになったため,町もその地位を失った。 13~16世紀にフェララ公国を支配したエステ家発祥の地。人口1万 7714 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android