レッジョネレミリア(その他表記)Reggio nell'Emilia

改訂新版 世界大百科事典 「レッジョネレミリア」の意味・わかりやすい解説

レッジョ・ネレミリア
Reggio nell'Emilia

イタリア北部,エミリア・ロマーニャ州の同名県の県都。人口15万7388(2005)。同州のほかの主要都市同様,周囲に豊かな農業地域をもっているため,食肉加工,酪農製品の製造が盛んで,チーズサラミなどが有名である。ローマ起源のアエミリア街道に沿う都市で,15世紀にエステ家支配に入ってからは,その歴史的命運を,隣のモデナとほぼ分かちもってきた。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レッジョネレミリア」の意味・わかりやすい解説

レッジョ・ネレミリア
れっじょねれみりあ
Reggio nell'Emilia

イタリア北東部、エミリア・ロマーニャ州レッジョ・ネレミリア県の県都。人口14万1383(2001国勢調査速報値)。クロストロ川の右岸、エミリア街道沿いに位置する交通の要地。農畜産物の取引のほか、食品加工、鉄道資材や農業機械の製造、化学など、中小規模ながら多方面の工業活動が営まれている。有名な硬質チーズのレッジャーノの生産地として知られる。9世紀に建てられ、17世紀初めに全面的に再建された大聖堂がある。

[堺 憲一]

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百科事典マイペディア 「レッジョネレミリア」の意味・わかりやすい解説

レッジョ・ネレミリア

イタリア中部エミリア・ロマーニャ州の都市。ボローニャ北西約60km,ポー平原アペニン山脈の境にあり,古くからの市場町として知られる。食肉加工,酪農製品の製造が盛んで機関車電気機器セメントなどの工業が行われる。ローマのエミリア街道沿いの町で,15世紀にエステ家の支配下に入った。16万2082人(2011)。

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