エストラゴン(その他表記)estragon
Artemisia dracunculus L.

デジタル大辞泉 「エストラゴン」の意味・読み・例文・類語

エストラゴン(〈フランス〉estragon)

キク科多年草。全草を乾燥して香辛料として用いる。甘い香りがあり、サラダソース・野鳥料理の臭み消しなどに使う。酢に浸したタラゴンビネガーは有名。タラゴン。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 小山 名詞

精選版 日本国語大辞典 「エストラゴン」の意味・読み・例文・類語

エストラゴン

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] estragon ) シベリア原産のキク科の多年草。ヨモギ属の一種で、葉を香辛料としてサラダ、リキュールなどに用いる。タラゴン。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「エストラゴン」の意味・わかりやすい解説

エストラゴン
estragon
Artemisia dracunculus L.

中央アジアからシベリアに至る地域に広く分布するキク科ヨモギ属の多年草。エスカルゴを用いたフランスの料理によく用いられ,サラダやオムレツ,グラタンやソースなどの香辛料にも使用するため,ヨーロッパでは栽培されている。estragonはフランス語由来,英語ではまたタラゴンtarragonともいう。茎は直立し,高さ40~120cm,根茎は長く横にはう。茎葉は線状披針形,長さ3~7cm,幅2~8mmで,無柄。葉縁が裏側に半巻きする。花序は大型の円錐形,多数の頭花をつける。頭花は球形で,直径1.5~2mm。頭花の中心部の小花は実ができない。ヨモギ属ArtemisiaのカワラヨモギA.capillaris Thunb.やオトコヨモギA.japonica Thunb.の仲間であるが,葉・茎ともにほぼ完全に無毛である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「エストラゴン」の意味・わかりやすい解説

エストラゴン

タラゴン

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エストラゴン」の意味・わかりやすい解説

エストラゴン
えすとらごん

タラゴン

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android