エストラゴン(その他表記)estragon
Artemisia dracunculus L.

関連語 小山 名詞

改訂新版 世界大百科事典 「エストラゴン」の意味・わかりやすい解説

エストラゴン
estragon
Artemisia dracunculus L.

中央アジアからシベリアに至る地域に広く分布するキク科ヨモギ属の多年草。エスカルゴを用いたフランスの料理によく用いられ,サラダやオムレツ,グラタンやソースなどの香辛料にも使用するため,ヨーロッパでは栽培されている。estragonはフランス語由来,英語ではまたタラゴンtarragonともいう。茎は直立し,高さ40~120cm,根茎は長く横にはう。茎葉は線状披針形,長さ3~7cm,幅2~8mmで,無柄。葉縁が裏側に半巻きする。花序は大型の円錐形,多数の頭花をつける。頭花は球形で,直径1.5~2mm。頭花の中心部の小花は実ができない。ヨモギ属ArtemisiaのカワラヨモギA.capillaris Thunb.やオトコヨモギA.japonica Thunb.の仲間であるが,葉・茎ともにほぼ完全に無毛である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む