えず苦し(読み)えずくろし

精選版 日本国語大辞典 「えず苦し」の意味・読み・例文・類語

えず‐くろし【えず苦】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「えず」は形容詞「えずい」の語幹か )
  2. 吐き気を催しそうである。胸くそが悪い。胸がむかつく。
    1. [初出の実例]「誠に偕老同穴の契りよその見る目もゑづくろしかりける」(出典:浮世草子・略縁起出家形気(1769)一)
  3. 気味が悪い。
    1. [初出の実例]「ひったり抱きつく柳腰、蟾蜍(ひきがへる)よりゑづくろし」(出典浄瑠璃猿丸太夫鹿巻毫(1736)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む