えちごトキめき鉄道(読み)えちごトキめきてつどう

百科事典マイペディア 「えちごトキめき鉄道」の意味・わかりやすい解説

えちごトキめき鉄道[株]【えちごトキめきてつどう】

妙高高原〜直江津〜市振(いちぶり)間97.0kmを運行する第三セクター鉄道。2010年11月設立。北陸新幹線延伸に伴い,JRから経営分離される並行在来線のうち新潟県区間を引き継ぎ,2015年3月営業開始。このうち妙高高原〜直江津間37.7kmは旧信越本線で,途中の脇野田は移転の上,新幹線との接続駅・上越妙高と改められた。上越市の中心・高田も経由する関係で,JRから切り離された後も直江津から直通列車が設定されている。一方,直江津〜市振間59.3kmは旧北陸本線で,途中の糸魚川で北陸新幹線と接する。この区間内には交流と直流の電流切り替え地点があり,双方を行き来できる車両は新造コストがかさみ需要に見合わないとして,移管後は旅客列車用にディーゼルカーを新造して大半の運行に充てている。なお,貨物列車が引き続き運転されているため電気設備はそのまま維持されている。本社新潟県上越市,2014年資本金56億8100万円。
→関連項目あいの風とやま鉄道[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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