20世紀西洋人名事典 の解説
エドワード・モーガン フォースター
Edward Morgan Forster
1879.1.1 - 1970.6.7
英国の小説家。
ロンドン生まれ。
父は福音主義のクラッパム派に属する名門の出身で、著名な建築家である。満たされない寄宿舎生活を過ごした後にケンブリッジ大学の自由な空気に触れ、思想や芸術に目覚めていった。卒業後の1903年に「インディペンデント・レビュー」の創刊に参加し、短編や政治評論を寄せた。’06年頃誕生したブルームズベリー・グループに加わり、ウルフらと親交を結んだ。’24年に「インドへの道」では対立する2つの国の和解の可能性を追求している。作品は他に「いちばん長い旅」(’09年)、「見晴らしのある部屋」(’08年)、「ハワーズ・エンド」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報