20世紀西洋人名事典 「エミールヤニングス」の解説
エミール ヤニングス
Emil Jannings
1884.7.23 - 1950.1.2
ドイツの映画俳優。
ロルシャハ(スイス)生まれ。
船のコックの後、舞台俳優となり、1906年ラインハルトのドイツ座に参加。’14年映画デビュー。’27年ハリウッド作品「肉体の道」でアカデミー主演男優賞を受賞。’30年「嘆きの天使」で老教師の悲哀と苦悶を表現、重厚で写実的な演技で国際的名声を得た。「世界に告ぐ」(’41年)などナチス宣伝映画に協力したため第二次大戦後映画界から追放された。他の作品に「パッション」(’19年)、「カラマゾフの兄弟」(’20年)、「ファウスト」(’26年)、「支配者」(’37年)、「出獄」(’42年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報