20世紀西洋人名事典 「エミールヴェラレン」の解説
エミール ヴェラレン
Émile Verhaeren
1855.5.21 - 1916.11.27
ベルギーの詩人,劇作家。
サンタマン生まれ。
弁護士を目指していたが、在学中より文学活動を続け、1881年に「若きベルギー」誌創刊に加わり、1883年処女詩集「フランドルの女たち」を発表し文学に専念する。1887年頃より詩風が一変し「夕暮れ」(1888年)、「壊滅」(1888年)、「黒い炬火」(1890年)の三部作は象徴派の影響を強く受けている。1892年に社会主義運動に参加し、「幻覚の野」(1893年)などの詩集を出しヨーロッパの若い世代に強い影響を及ぼした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報