エムスラント(その他表記)Emsland

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エムスラント」の意味・わかりやすい解説

エムスラント
Emsland

ドイツ北西部,ニーダーザクセン州西部の地方名。エムス川とオランダ国境との間の,幅 10~15km,長さ約 100kmの地帯で,自然地理的には次の3地帯から成る。 (1) オランダ側にまで広がる泥炭地,(2) 主要な集落の位置する,排水のよい砂質土壌地帯,(3) 主として牧草地に利用されているエムス川の氾濫原。 1928年頃から入植が進み,48年には泥炭地の土地改良計画も立てられて,農耕地が拡大している。ライムギジャガイモ栽培酪農が中心であるが,経営規模は小さい。地下 400~850mには石油を含んだ地層があり,40年代から採油が行われている。同地方の中心地リンゲンでは石油精製が行われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む