20世紀西洋人名事典 「エリザベススウェイドス」の解説
エリザベス スウェイドス
Elizabeth Swados
1951.2.5 -
作曲家,作詞家,台本家,演出家。
ニューヨーク州バファロー生まれ。
音楽家や芸術家が多い家系で気性が激しく、バイオリニストだった祖母はロボトミー手術を受けたり、両親の喧嘩によって家出をするなど家庭環境に恵まれなかった。ベニングトン大学で著述と音楽を学び、その後の特徴であるエスニック調の基本である東洋音楽と出会う。ベニングトンの劇場で作曲活動を行っていたが、’72年に「メディア」の音楽担当でデビューし、オビー賞を受賞した。その後アフリカを回って研究した民族音楽を取り入れ「エレクトラ」(’73年)などを発表。’77年からミュージカルに取り組み「ナイトクラブ・カンタータ」で2度目のオビー賞を得る。’78年に発表した「ランナウェイズ」はミュージカルの新しい波として賞賛され、期待される存在となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報