エリーゼのために(読み)エリーゼノタメニ(英語表記)Für Elise

デジタル大辞泉 「エリーゼのために」の意味・読み・例文・類語

エリーゼのために

原題、〈ドイツFür Eliseベートーベン作曲のピアノ用小曲。1810年ころの作。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エリーゼのために」の意味・わかりやすい解説

エリーゼのために
えりーぜのために
Für Elise

ベートーベンが1810年ごろに作曲したピアノ曲。WoO59(WoO=作品番号なしの作品)。死後の1867年に初めて出版された。失われた自筆譜には「テレーゼのために」と献辞が記されていた。この女性は、彼の健康管理にあたっていた医師の姪(めい)テレーゼ・マルファッティTherese Malfattiで、当時18歳。40歳のベートーベンは真剣に彼女との結婚を考えていたらしい。愛らしく親しみやすいバガテル小品)である。

[三宅幸夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「エリーゼのために」の解説

エリーゼのために

ドイツの作曲家L・v・ベートーヴェンのピアノ曲(1810)。原題《Für Elise》。エリーゼとはベートーヴェンが愛した貴族の娘テレーゼを指すと考えられている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android