20世紀西洋人名事典 「エルザベスコフ」の解説
エルザ ベスコフ
Elsa Beskow
1874 - 1952
スウェーデンの児童文学作家,絵本作家。
ストックホルム生まれ。
父に死別し、家計を助けるため、職業学校で絵を学ぶ。工科専門学校卒業後、図工の教師となるが、結婚を機に絵本作家としてデビューする。色彩豊かなイラストの中に自然と田舎町の田園詩の世界を心温まる情感のこもった絵と文で描き、今日スウェーデン児童文学が世界に知られる先駆をなす。1952年ニルス・ホルゲルッソン賞を受賞。又、’58年に設定のエルザ・ベスコフ賞は世界三大絵本賞となっている。主な作品に「小さな小さなおばあさん」(1897年)、「ブルーベリーの森でのピュッテの冒険」(1901年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報