最新 地学事典 「エルテニエンテ鉱山」の解説
エルテニエンテこうざん
エルテニエンテ鉱山
El Teniente mine
チリのアンデス西麓の巨大斑岩銅鉱床帯の最南端,サンチアゴ南東100kmに位置。第三紀の安山岩溶岩・火砕岩類に貫入するトーナライト・デイサイト斑岩に関係して生じた鉱染・網状鉱体(5Ma)。鉱化最末期の最大径800mの漏斗状の含銅電気石角礫パイプで著名。主要鉱石鉱物は黄銅鉱・斑銅鉱・黄鉄鉱・輝水鉛鉱。脈石鉱物には石英のほか硬石膏が多く,高fO2型鉱化。母岩変質は早期から晩期ヘアルカリ長石-黒雲母,石英-セリサイト-緑泥石,硫酸塩-炭酸塩化など。鉱量は28.6億t(Cu1.31%, Mo0.03%), 推定鉱量83億t(Cu0.68%)。チリ(=世界)三大斑岩銅鉱床の一つ。ブロックケービング法による坑内掘鉱山では世界最大級。
執筆者:石原 舜三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

