20世紀西洋人名事典 「エルネストプシカリ」の解説
エルネスト プシカリ
Ernest Psichari
1883.9.29 - 1914.8.22
フランスの小説家。
言語学者ジャン・プシカリの子で、思想家ルナンの孫。従兄弟のC.P.ペギー、J.マリタンらの影響を受けて、内的秩序、道徳的規範を求めて伝導主義に傾く。1912年カトリックに改宗、愛国的なカトリック作家となる。ドミニコ修道会に入ろうとしたが、第一次世界大戦で戦死。作品は豊かな想像力と神秘性に輝き、時代の証言として、若い世代に影響した。主著は死後刊行された「百夫長の旅」(’16年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報