エン・かくす・ふせる・たのしむ

普及版 字通 の解説


9画

[字音] エン
[字訓] かくす・ふせる・たのしむ

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は(えん)。は女子の頭上に玉(日)をおいて魂振りする儀礼。匸(けい)は秘匿の場所。〔説文〕十二下に「(かく)すなり」とするが、(匿)も秘匿のところで巫が呪儀を行うことを示す字である。

[訓義]
1. かくす。
2. 偃と通じ、ふせる。
3. 宴の初文。金文飲のように用いる。たのしむ。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 フス・カクル

[声系]
〔説文〕に声として偃・など六字を収める。偃匿・堰塞の意がある。

[語系]
・宴yananは一系の字。婉iuan、燕・嫣ianは声義近く、たのしみやわらぐ意がある。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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