えんし

普及版 字通 「えんし」の読み・字形・画数・意味

【塩】えんし

みそ納豆の類。〔史記、淮南王長伝〕其れ長の死罪を赦し、縣、爲に家室蓋し、皆廩し、・炊・席を給せん。

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死】えん(ゑん)し

無実の罪で死ぬ。〔漢書、刑法志〕今郡國の刑せられて死するを以て數ふ。天下の獄二千餘、其の死する、多少相ひひ、獄一人をも減ぜず。

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廁】えんし

便所。〔唐書、百官志三〕右、令二人、~版・塗泥・丹堊廁の事を掌る。

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詩】えんし

歌。

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死】えんし

心が鬱結して死ぬ。

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侈】えんし

腹が大きい。

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私】えんし

親しむ。

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耜】えんし

すき。

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【怨】えんし

うらみそしる。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

関連語 ウル 項目

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「えんし」の意味・わかりやすい解説

エンシ
ensi

古代メソポタミアのシュメール都市国家における支配者の称号の一つ。君侯と訳される。かつてはイシャック,あるいはパテシと呼ばれた。古くは神殿の長および世俗の支配者を意味していたようであるが,初期王朝時代末期のラガシュの商業文書では「エンテメナは世俗のエンシであり,エンエンタルジはニンギルス神の神官である」と書かれている。政治改革を志したウル=カ=ギナや多くの彫像を残したグデア (前 21世紀頃) は最も有名なエンシであった。

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世界大百科事典(旧版)内のえんしの言及

【シュメール】より

…なおシュメールの歴史における第3の人種要素として,フルリ人と関係のあるスバル人Subareansの存在を指摘する学者もいる。初期王朝期には王を指す称号ルガルlugal(字義は〈大きい人〉)がI期より(〈ウル古拙文書〉),支配者をさす別の称号としてのエンシensi(語源はなお不確定)がIII期に現れ,社会組織がいっそう凝縮的となるとともに,都市国家間の同盟と戦争が繰り返されることとなった。 考古学的にはこの時期の開始は底平上凸(プラノ・コンベックスplano‐convex)煉瓦の使用によって確証されるが,歴史的にはI期(前2800ころ?~前27世紀)は過渡期で,キシュの覇権とシュメール諸都市の都市同盟の時代であった。…

※「えんし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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