遺伝子の転写調節部位であるプロモーターの活性を高めるDNA配列.プロモーターは遺伝子のすぐ上流に存在するが,エンハンサーは同じDNA鎖上であれば場所と向きを問わない.エンハンサーとプロモーターが遠く離れている場合は,エンハンサーに結合したタンパク質とプロモーターに結合したタンパク質(転写調節因子)が,DNA鎖を折り曲げて空間的に近づき,相互作用することにより転写をいちじるしく促進すると考えられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新