エン・よりそう

普及版 字通 「エン・よりそう」の読み・字形・画数・意味


5画

(異体字)
12画

[字音] エン
[字訓] よりそう

[説文解字]

[字形] 会意
(八)+口。は神気の彷彿として下る形。口は祝詞を収める器((さい))の形。神気を二重に示す形は谷。その中にあらわれるものは容で、神容の意。〔説文〕二上に載せる古文の形は、深く面帽でその容をかくす意で、目を加えた字は睿。〔説文〕に「山の陷泥の地なり」とし、〔段注〕に谷と同系とするが、その系統の字ではない。は下に人を加えると兌(えつ)、神意を承けて恍惚の状となる意。

[訓義]
1. よりそう。
2. やまあいのぬま。

[声系]
〔説文〕に声として(船)・(沿)・(鉛)の三字を収める。〔釈名、釈船〕に「は循なり。水に循(したが)ひて行くなり」、また〔子、栄辱、注〕に「は循なり」とあり、に循の声義がある。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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