20世紀西洋人名事典 「エーミルシュタイガー」の解説
エーミル シュタイガー
Emil Staiger
1908.2.8 - 1987
スイスの文芸学者,翻訳家。
チューリヒ大学教授。
ドイツ文芸学の主流を占める精神史研究の第一人者である。ゲーテの作品の文献学的研究「ゲーテ」(3巻、1952〜59年)が大きな反響をよんだ。「詩学の根本概念」(’46年)や「解釈の技術」(’55年)は「作品内在的解釈」とよばれる新しい解釈学の方向を示したことで著名である。シラー論、ソフォクレスの悲劇のドイツ語訳等も有名である。その他の著書に「音楽と文学」(’47年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報