ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オイチシカ油」の意味・わかりやすい解説 オイチシカ油オイチシカゆoiticica oil バラ科の Licania rigidaの種子から得られる乾性油。その構成脂肪酸の主成分は高度不飽和のα-リカン酸 (油状) で,光が当るとその立体異性体であるβ-リカン酸 (高融点) に変化して固化する。またリカン酸と乾燥性や反応性が類似しているエレオステアリン酸を主成分とする桐油と,性状 (乾燥の速さ,ゲル化に要する時間など) が酷似している。特殊塗料,印刷インキ,ワニス,エナメルなどに利用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by