日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオクワガタ」の意味・わかりやすい解説 オオクワガタおおくわがた / 大鍬形虫[学] Dorcus hopei 昆虫綱甲虫目クワガタムシ科に属する昆虫。日本全土に分布するが少ない。体長は雄32~72ミリメートル、雌36~41ミリメートル。体は黒色を帯び頑丈で、やや平たい。日本のクワガタムシ類中もっとも大きいので珍重される。雄の大あごの中央歯はやや上向きで、大形の個体では斜前方へ、小形の個体では直角に内方へ向いて突出する。雌の上ばねは光沢があり、各12条の点刻列がある。クワなどの樹洞にすみ、倒木上にもみられる。幼虫は朽ち木中で育つ。成虫は7年生きた記録がある。[中根猛彦][参照項目] | クワガタ オオクワガタ オオクワガタ〔標本画〕 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「オオクワガタ」の解説 オオクワガタ学名:Dorcus hopei 種名 / オオクワガタ目名科名 / コウチュウ目|クワガタムシ科解説 / クヌギの樹液などに集まります。成虫で越冬します。体の大きさ / ♂27~77mm、♀34~44mm分布 / 北海道~九州成虫出現期 / 6~9月 オス オス メス 出典 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫小学館の図鑑NEO[新版]昆虫について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のオオクワガタの言及 【クワガタムシ(鍬形虫)】より …秋,成虫になったものは,木の中でそのまま越冬する。成虫の寿命はオオクワガタDorcus hopei(イラスト)などでは比較的長く,3年余りも生きることがある。飼育中の成虫にはリンゴなどを与え,冬季はやや湿ったおがくずの中にもぐりこませる。… ※「オオクワガタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by