オオナンバンギセル(読み)おおなんばんぎせる

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオナンバンギセル」の意味・わかりやすい解説

オオナンバンギセル
おおなんばんぎせる / 大南蛮煙管
[学] Aeginetia sinensis G.Beck

ハマウツボ科(APG分類:ハマウツボ科)の一年草ヒカゲスゲノガリヤスなどに寄生し、7~9月に花を開く。ナンバンギセルに比べ全体が大形で、淡紅紫色を帯び、線条がなく、萼(がく)の先は鈍くとがる。花冠裂片の縁(へり)に細歯がある。本州四国九州、さらに中国にも分布する。

[高橋秀男 2021年9月17日]

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世界大百科事典(旧版)内のオオナンバンギセルの言及

【ナンバンギセル(南蛮煙管)】より

…北海道~沖縄,中国中部と南部,インドシナ,マレーシア,インドに分布する。近縁のオオナンバンギセルA.sinensis G.Beckは萼の先は鈍く,花冠裂片の縁に細かな歯牙がある。本州,四国,九州,中国中部に分布する。…

※「オオナンバンギセル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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