山川 世界史小辞典 改訂新版 「オクスフォード運動」の解説
オクスフォード運動(オクスフォードうんどう)
Oxford Movement
19世紀前半にオクスフォード大学の神学者を中心にして展開したイングランド国教会の刷新運動。当時の社会的変動に対応しきれない国教会を批判して,初期教会の伝統に復帰することを通じて社会問題への取組みを強調したが,その底にカトリック教会への接近がみられたために,アングロ・カトリシズムととらえられ,指導者ニューマンのカトリック改宗後,急速に衰えた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報