オクロ鉱床(読み)オクロこうしょう

最新 地学事典 「オクロ鉱床」の解説

オクロこうしょう
オクロ鉱床

Oklo deposit

アフリカのガボン南東部に位置するウラン鉱床。鉱床はカイルクラトンの花崗岩類(27億年前)を基盤として,これを不整合に覆うフランスビル統(22億~18.5億年前)の陸水環境中に堆積した砂岩中に層状・レンズ状に胚胎。主要鉱物は閃ウラン鉱。花崗岩中のUが25億年前から大気中に急増した酸素により酸化され溶脱・移動,フミン酸等の有機物により還元され濃集した砂岩型。1972年にフランス原子力庁は,鉱床中で235Uの核分裂連鎖反応が起こり天然の原子炉現象の存在したことを確認。これを「オクロ現象」と呼ぶ。この現象は235Uの濃度(同位体存在比)が高いこと,炉心付近に中性子を吸収する核種が存在しないこと,核分裂を引き起こす熱中性子をつくるのに必要な水の存在等の条件が合致して生じたと考えられている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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