おしゃか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「おしゃか」の意味・わかりやすい解説

おしゃか
おしゃか / お釈迦

釈迦牟尼(むに)の敬語釈迦誕生を祝う4月8日の灌仏会(かんぶつえ)に安置する裸体の釈迦(誕生仏)像から、裸をいい、転じて博打(ばくち)などで負けて裸一貫になることをいう。俗語としては、製品をつくり損ねること、またつくり損ねた不良品をいう。このスラング語源には諸説ある。地蔵像を鋳るに、間違って釈迦像を鋳てしまったことに由来するとも、金細工職人の用語で、溶接の火が強すぎて失敗したことを、「火が強かった」を「四月八日」と洒落(しゃれ)て、お釈迦と連想させたともいわれる。また、製品が使いものにならず、生かせなくなったことを死人と見立て、仏の縁で釈迦を連想したなど、諸説がある。

[棚橋正博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む