おしゃか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「おしゃか」の意味・わかりやすい解説

おしゃか
おしゃか / お釈迦

釈迦牟尼(むに)の敬語釈迦誕生を祝う4月8日の灌仏会(かんぶつえ)に安置する裸体の釈迦(誕生仏)像から、裸をいい、転じて博打(ばくち)などで負けて裸一貫になることをいう。俗語としては、製品をつくり損ねること、またつくり損ねた不良品をいう。このスラング語源には諸説ある。地蔵像を鋳るに、間違って釈迦像を鋳てしまったことに由来するとも、金細工職人の用語で、溶接の火が強すぎて失敗したことを、「火が強かった」を「四月八日」と洒落(しゃれ)て、お釈迦と連想させたともいわれる。また、製品が使いものにならず、生かせなくなったことを死人と見立て、仏の縁で釈迦を連想したなど、諸説がある。

[棚橋正博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む