日本大百科全書(ニッポニカ) 「おしゃぶり」の意味・わかりやすい解説 おしゃぶり 生後3、4か月ぐらいからの乳児に持たせてしゃぶらせる玩具(がんぐ)。「がらがら」を兼ねているものが多い。江戸時代から木製のものがあり、明治以後には亜鈴(あれい)形のものがつくられた。大正時代からセルロイド製、またはゴム製の乳首をつけたものが現れた。欧米では多く用いられているが、わが国では育児衛生上から、また癖になるといわれ、その使用に関して反対されることが多い。しかし、おしゃぶりの癖は、指しゃぶりなどと比較すれば、むしろずっと早くに消失するものである。[山崖俊子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例