ウェイト・トレーニングに使用される器具の一つ。鉄製が一般的で、鉄亜鈴とよばれる。古代ギリシア時代にはハルテレスhalteresといわれ、紀元前6世紀ごろからあった。当時のものは石または金属製で、長さ約30センチメートル、主として走幅跳びをするとき、これを握ってジャンプした。今日用いられているものは、片手で持つのに都合のよい、握り棒の両端に球状または皿状のおもりがついた器具である。上下、左右、前後に持ち上げたり振ったりして、腕、肩、背などの筋力および筋持久力の向上を意図したトレーニングに用いられる。なお、亜鈴は古くは唖鈴とも書き、ダンベルdumbbell(音の出ない鈴の意)の訳語と考えられるが、現在のダンベルには握り棒と両端のおもりが一体化した固定重量式、またおもりの重量を変える調節式などがある。歴史的にも古い固定重量式でおもりの形状が球形のダンベルを、とくに亜鈴とよぶ傾向がある。
[塚越克己]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...