オスキ人(読み)オスキじん(その他表記)Osci

改訂新版 世界大百科事典 「オスキ人」の意味・わかりやすい解説

オスキ人 (オスキじん)
Osci

前1千年紀にイタリア中央および南部一帯に住み,イタリック語派に属するオスキ語を話した諸族の総称オスク人ともいう。すなわちサムニウム人,ブルッティ人,ルカニア人,アプリア人,カンパニア人,ウォルスキ族等を含み,またアエクイ族サビニ人等もその一分派である。前3世紀中葉までにローマに制圧され,前91年ローマの支配に対し同盟市戦争をおこしてローマ市民権を取得し,オスキ語はラテン語にとって代わられた。
オスク・ウンブリア語
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 平田

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む