デジタル大辞泉 「オスマンダ」の意味・読み・例文・類語 オスマンダ(osmunda) ゼンマイの根茎。乾燥させたものを洋ランの植え込み材料として使う。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「オスマンダ」の意味・読み・例文・類語 オスマンダ 〘 名詞 〙 ( osmunda ) シダ類ゼンマイ属の属名。園芸上は特にゼンマイ、ヤシャゼンマイなどその根茎をいう。黒色で保水性がよく、ランなどの植え込みの材料に用いる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「オスマンダ」の意味・わかりやすい解説 オスマンダおすまんだ / 薇紫萁Osmund[学] Osmunda シダの一種であるゼンマイ類の総称。園芸上ではゼンマイ類の根のことをいう。全世界で約20種ほど知られ、日本には5種が分布する。日本人や北米インディアンは好んでゼンマイを食べるが、ヨーロッパではもっぱら庭園飾草で、セイヨウゼンマイRoyal Fernがおもに栽培される。古来イギリスでは根を生薬(しょうやく)と考え、黄疸(おうだん)、骨折、腰痛などに用いたという。属名はケルト神話の雷神トールThorの妃(きさき)(オスマンダー)の名に由来する。[栗田子郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例