20世紀西洋人名事典 「オットーシュリューター」の解説
オットー シュリューター
Otto Schlüter
1872 - 1959
ドイツの地理学者。
元・ハレ大学教授。
ルール地方生まれ。
20世紀初頭の地理学本質論を主導。ベルリンでF.von リヒトホーフェンの指導で「北東チューリンゲンの集落」を完成。集落地理学の方法論を確立。ハレ大教授として中欧の景観変遷の研究に着手。F.ラッツェル、A.ヘットナーの環境論的見方を批判、文化景観の形態学としての地理学を提唱。主著は「初期歴史時代における中欧の集落領域」「エルベ川中流領域地図帳」「人文地理学の目的」「人間集団の領域研究」。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報