20世紀西洋人名事典 「オットーバウアー」の解説
オットー バウアー
Otto Bauer
1881 - 1938.7.4
オーストリアの政治理論家,政治家。
元・オーストリア外相。
ウィーン生まれ。
オーストリア・マルクス主義の代表的理論家、特に民族問題の分析で知られた社会民主労働者党の政治家。ウィーン大で学んだ後、1907年同党の理論誌「闘争」等の編集に従事。第一次大戦中出征しロシア軍の捕虜となった。’17年帰国。’18年共和国外相としてドイツとの併合に尽力したが、サン・ジェルマン条約によって併合は禁止された。’20年社民党代議士。’34年チェコスロバキアに亡命し「革命的社会主義者」グループを組織した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報