20世紀西洋人名事典 「オットーランク」の解説
オットー ランク
Otto Rank
1884 - 1939
オーストリアの精神分析学者。
ウィーン生まれ。
工業学校卒業後、1911年フロイトのもとで秘書役を務める。雑誌「イマゴー」の編集にザックスとともにあたり、後に彼独自の「出産外傷」説を唱え、フロイトの意見に反対して、渡米。’20年代、’30年代にザックス、アレキサンダーらとともに、アメリカ精神分析学運動で活動。「意志治療法」を主張し、アメリカの心理療法に影響を与える。著書は「Das Inzestmotive」(’12年)など。医者以外で分析学者となった最初の人物。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報