おっぱ取引(読み)おっぱとりひき

精選版 日本国語大辞典 「おっぱ取引」の意味・読み・例文・類語

おっぱ‐とりひき【おっぱ取引】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おっぱ」は「おっぱなす(追放)」の略 ) 市中仲間取引の一つ。問屋間で証拠金保証金を差し入れないで相互信用だけで、主として仲立人を通じて行なわれる一種先物取引福井市の人絹取引で始まる。〔現代術語辞典(1931)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のおっぱ取引の言及

【仲間取引】より

…取引の参加者は一定の資格をもつ者に限られ,見本による現物取引が主体だが,あらかじめ受渡し,決済条件などが約束されている例が多い。仲間取引が継続性をもち,単なる荷の緊急融通だけでなく,先行きの見通しを含めた売買にまで進んだのが,糸や織物問屋間のオッパ取引である。ここではブローカー(仲介人)が間に入り,細かい取引の条件が決められている。…

※「おっぱ取引」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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