オルハン1世(読み)オルハンいっせい(英語表記)Orhan I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルハン1世」の意味・わかりやすい解説

オルハン1世
オルハンいっせい
Orhan I

[生]1288
[没]1362
オスマン帝国第2代スルタン (在位 1326~60頃) 。父オスマン1世のあとをうけてアナトリアビザンチン帝国領土を征服し,ビザンチン帝室の内紛に介入して皇女テオドラを妃に迎え,1357年チャナッカレ (ダーダネルス) 海峡のヨーロッパ岸に兵を進めた。兵制土地制度貨幣制度を整備し,オスマン帝国の国家体制を基礎づけた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android